頭痛には様々なタイプや原因があり、国際頭痛分類では実に300種類を超える頭痛があるとされています。
一次性頭痛* 頭痛そのものが病気である頭痛。「頭痛持ちの頭痛」と呼ばれる
* 片頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛のように繰り返し起こる慢性頭痛
二次性頭痛* 脳や他の疾患が原因となって起こる頭痛
* くも膜下出血、脳腫瘍、髄膜炎など命に関わる頭痛も含まれる
今回は当院で来院される一次性頭痛についてご説明致します。
繰り返し起こる一次性頭痛
一次性頭痛の代表的なものには
・緊張型頭痛・片頭痛・群発(クラスター)頭痛があり、これらは「3大慢性頭痛」と呼ばれています。繰り返し起こる頭痛で、日本国民の3人に1人が悩んでいると言われています。
緊張型頭痛
こんな症状が当てはまったら緊張型頭痛かも!?特徴には以下のようなものが挙げられます。
✅後頭部を中心に両側がじんわり痛む
✅動いても痛みは悪化せず寝込むほど強い痛みではない
✅重苦しい感じや頭をベルトで締めつけられているような、押されているような痛みがある
✅首や肩のコリをともなうことが多い
✅通常は吐き気を感じることはない
✅頭痛がしている時に光や音を煩わしく感じることは少ない。またはどちらか一つ
✅月に数回または15回以上の事もある
特徴
緊張型頭痛は痛みを感じる閾値(いきち)が正常より低くなることと関連すると言われています。ストレスが関係している可能性もありますが、頭痛とストレスの関係はよく分かっておらず、ストレスだけで症状を説明できるわけでもありません。
頭痛の身体的な原因としては、頭部や首の痛み、目の疲れ、歯の問題、疲労、睡眠不足、飲酒、薬の副作用などが考えられます。心理的な原因としては、うつ病、不安、パニック発作などが挙げられます。
また、生活習慣の問題としては、不規則な食生活、運動不足、長時間のデスクワーク、携帯電話やパソコンなどの画面を長時間見続けることなどが考えられます。多くの場合、不良姿勢による筋肉の緊張や精神的ストレスによる食いしばりによって筋肉が過度に緊張し、血流障害を起こすことによる放散痛が原因となります。
一般的な治療法
軽度から中等度の緊張型頭痛はほとんどの場合、アスピリン、アセトアミノフェノン、イブプロフェン など、市販薬の痛み止め(鎮痛薬)で痛みを軽減することができます。ストレスによる慢性緊張型頭痛には行動療法やリラクセーション法も有効である。マッサージすると痛みが軽減することがあります。
片頭痛
こんな症状が当てはまったら緊張型頭痛かも!?特徴には以下のようなものが挙げられます。
✅片側のこめかみ周辺や時に両側のこめかみ、後頭部も痛む
✅半日から3日未満
✅ずきんずきんと波打つような痛み
✅動くと痛みが増す、またはじっとしている方が楽
✅痛みで仕事や家事、勉強がはかどらない
✅頻度は平均月2~6回ほど
✅光・音がわずらわしい または吐き気がある
特徴
片頭部に激しい鋭い痛みがあり、ズキンズキンと拍動するような痛みが特徴で、吐き気や嘔吐、光や音への過敏などの症状を伴う。原因はまだ完全には解明されていませんが、血管収縮と拡張による説、神経の過活動による神経説、および化学物質の放出が原因と考えられている三叉神経血管説があります。日本人全体の8.4%の有病率。日常生活の様々なことが要因となり発生すると言われています。
一般的な治療法
発作時の治療にはトリプタンや非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が使用される。予防的にはβ遮断薬、カルシウム拮抗薬、抗てんかん薬、抗うつ薬などが処方される場合がある。また、トリガーの特定と回避、健康的な生活習慣の維持も重要である。
群発(クラスター)頭痛
こんな症状が当てはまったら緊張型頭痛かも!?特徴には以下のようなものが挙げられます。
✅片側の目の奥から側頭部の痛み(いつも同じ側)
✅1~3時間
✅片目の奥をえぐられるような痛み
✅痛みのためにじっとしていられない
✅痛いときは何も手に着かない
✅半年~2年ごとで、一度起きると2週間以上ほぼ毎日痛みが起きる
✅痛む側の涙、鼻水、鼻づまりなどがある
特徴
通常、目の周りに激しい痛みがあり、しばしば同じ時刻に毎日発作が起こる。痛みは非常に強烈で、しばしば顔の一部にも広がる。片側の目の充血や、涙、鼻水といった症状を伴う場合があり、自律神経系の異常が関与している可能性が高い
群発頭痛が起こる原因はまだ明らかになっていません。脳にある視床下部の機能異常が関係しているとされています。また、目の奥にある海綿静脈洞(静脈が集まる部分)内の内頚動脈が何らかの原因で拡張することで痛みが出るとも考えられています。
一般的な治療法
酸素療法やトリプタンなどの急性期治療が効果的である。予防的にはカルシウム拮抗薬、ステロイド、リチウム、抗てんかん薬などが使用される。
後頭神経痛
上部頸髄から出る神経が痛みを起こす神経痛で、後頭部にビリッ、ズキッとした短く鋭い痛みを繰り返すのが特徴です。
頭痛を引き起こす筋肉との関係性
①関連する筋肉【頭半棘筋】(とうはんきょきん)
頭痛に関連する筋肉に頭半棘筋(とうはんきょくきん)があります。
首から後頭部に位置する筋肉で主に頭を支えるのが役割です。頭半棘筋はデスクワークなど首を前に倒す動作で使われます。疲労が蓄積し後頭部から締め付けられるような頭痛が出現します。
②関連する筋肉【僧帽筋】(そうぼうきん)

③関連する筋肉【胸鎖乳突筋】(きょうさにゅうとつきん)

③関連する筋肉【後頭下筋群】(こうとうかきんぐん)
頸部の筋(後頭下筋群)と肩の筋肉と目の関係





こんな頭痛は医師に相談しましょう
✅突然起こった激しい頭痛
✅今までと違う頭痛
✅発熱を伴う頭痛
✅痛みが数日のうちに悪化していく頭痛
✅身体が動かしづらい、呂律が回らないなどを伴う頭痛
✅頭部外傷後に起こる頭痛
これらは脳血管障害や感染症など、重大な病気が疑われる症状です。すぐに医師の診断を受けてください。
からくり整骨院の頭痛に対する施術
関連痛とは痛みの原因が痛みの生じた部位と異なる部位に感じる痛みのことです。頭痛もこの関連痛にあたることが多く、原因は痛みを生じている部分ではないことがあります。当院では国家資格を持った経験豊富な施術者が痛みの原因を正確に把握するために、カウンセリングや検査はもちろん正確に触診して原因を突き止めます。
頭痛が起こる原因などがわからず不安になる方も多いですが、
実は頭痛の原因の多くは筋肉なのです。
後頭下筋群へのはり灸治療
後頭下筋群の緊張により発症する身体の様々な症状は、セルフケアによって多少の軽減は見られますが、慢性的な症状の場合は【はり灸】などを使い症状の根本的な改善を図る事をオススメします。
痛みの軽減と筋緊張の緩和
はり灸は鍼通電といって鍼を刺した状態で微弱電流を流す事で、筋肉の緊張を緩和する事や、一定のリズムで通電する事により脳内での鎮痛物質の分泌を促し痛みの軽減を期待出来ます。
神経系の調整
後頭下筋群の緊張は、神経の過剰な興奮や不均衡を引き起こす可能性があります。はり灸による刺激は興奮した神経を抑制し調整する作用があり、神経の過剰な興奮から発症する痛みなどの改善が期待出来ます。
まとめ
後頭下筋群の緊張は、頭痛・眼精疲労・肩こり・首の痛みなどの身体への影響をもたらす可能性があります。
適切なストレッチやポジショニングの変更、正しい姿勢などの対策を取り入れることで、後頭下筋群の緊張を緩和し、身体の不快症状を軽減しましょう。
当院では【最新の医療機器】や【はり灸】などを使用して早期改善•根本治療をご提案しております。
西川口からくり整骨院では頭痛に対しての施術に積み重ねた実績と自信があります。治らないと思っていた、つらい頭痛でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
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